■ 怪魚ウモッカ格闘記―インドへの道 ■



★★★おすすめBOOK★★★


「探し物中毒の著者は、ある日、インドの謎の怪魚ウモッカの情報を入手、「捕獲すれば世紀の大発見!」と勇み立つ。 ルール無し、時間制限無しの戦いが始まった。 次々と立ちふさがる困難を砕き、著者は進む。地元漁民の協力を仰ぐための現地語学習、捕獲した時の移送ルートや鑑定できる学者の確保。 ついに怪魚探しの秘密兵器を手にインドへ。しかしそこには予想を超えた展開が!奇想爆走ノンフィクション。」
話のテンポの良さ、徹底的に捕獲するための準備をする著者の努力が伺えて面白い作品。
クライマックスもまさかの展開でしたっ!

怪魚ウモッカ格闘記―インドへの道 ■集英社 ■高野 秀行 ■定価:600円

★★★おすすめBOOK★★★


「日本旅行者はナメラレテイル。歓楽街へ行けば、最も高い外国人料金を要求され、強盗は金持ちの日本人を真っ先に狙うし、白人バックぱっカーはイエローモンキーと吐き捨てる。 俺にはそれが耐えられん。。。。」
日本人を舐めたらイケンと、外国人に啖呵を切る無謀な作者を想像するが、実際のところは常識あるバックパッカーの筆者と変な友人(旅人)の珍道中的な内容。 東南アジアのトラブルネタは嫌いではないけど、そろそろ違う方面の本が出てきてもいいかな〜と思います。

アジア『罰当たり』旅行 ■彩図社 ■丸山ゴンザレス ■定価:552円+税

★★★おすすめBOOK★★★

アジア『裏』旅行


『拳銃で脅すタイの悪徳警察、鉄パイプで襲いかかるタクシードライバー、アンコールワットで警察手帳を買う、集団インド人軟禁、 野犬に噛まれ絶体絶命、泥棒だらけの列車、サダルの最悪売春宿・・・』
最近多く出版されている、アジア「裏」系の文庫。特にタイ、インド、マレーシアなどの南国アジアを中心として書かれていて、 著者が体験した怖いアジア、裏アジアを掲載している。
最近この手の本ばかり読んでいるけど、だいたい同じ事が多いですね。ネタ切れの感があります。
でも読んでしまう。

アジア『裏』旅行 ■彩国社 ■平間康人 ■定価:552円+税

★★★おすすめBOOK★★★


「旅行をしまくりたい」と会社を辞めてしまった謎の元サラリーマン。念願かなって、期間未定、アジアの国境を陸路で超え行くたびに出発。
ラオスの山奥で日本人代表として恥をかこうが、全力リラックスで進むべし。既存のかっこいい旅行記とはちょっとちがう爆笑珍紀行。

アジア各国のヘンテコ観光物や不思議な宗教のお寺なんかをイロイロ周ってゆく。ヘンテコものに興味アル人はとても面白く感じるが、 普通の人なら途中で飽きてしまうかも。文章力かもしれないけど、説明があんま面白くない。

東南アジア四次元日記 ■文春文庫 ■宮田珠己 ■定価:638円+税

★★★おすすめBOOK★★★


「なあ、インド。いい加減にしとかないと死んじゃうよ、オレ達。」旅の途中、思わず漏らした本音。 この言葉が今回の旅の全てを物語っていた。
この本には、元ヤンキーの作者板谷と、その取り巻く濃い仲間達がインドのあちこちへ行って、目的意識を強く持つではなく 各地を徘徊する。中心となっているのは、インドの怪人?つまりは日本の価値観では計れないインド人の行動、態度と、仲間達の アクシデント。インドの一部を感じるにはいいかもしれない。

インド怪人紀行 ■角川文庫 ■ゲッツ板谷 ■定価:705円+税

★★★おすすめBOOK★★★


「おばけは恐ろしい。だが、その恐ろしさには心を耕さなければ、しあわせは舞い降りてはこない。・・・人類は、”神様”と”おばけ”に 支えられて生きてきた。だからこそ、そのどちらかが欠けても大きな幸せをとり逃してしまうきがする・・・」
アジア各国でのおばけ、迷信などを探求する本。アジアニュースでも取り上げた、ランカウイ島「マスリの呪いの真実」も ここの情報を掲載しました。

アジアもののけ島めぐり ■光文社文庫 ■林 巧 ■定価:476円+税

★★★おすすめBOOK★★★

漫画家である著者のインドバックパッカー体験記。もちろん全編漫画でインドをリアルに描く。
画に独特の世界観があって、インドの雑踏、物狂おしい夜、深く思い静寂が巧みに表現されている。
短編漫画5ページが23話あるが、淡々と、しかし魅力的な画力が続くので一気に読み終わってしまった。

インドにて ■幻冬舎文庫 ■仲能健児 ■定価:457円+税

★★★おすすめBOOK★★★

セミ料理、コウモリ料理、サルの燻製、テロリストに間違われて射殺寸前になった日本人、アリの襲撃など、「旅行人」編集長が厳選。 最初蔵前さんの体験本だと思っていたので、少々残念。
5行程度の話から、長編の話までさまざまの体験談が書かれて、本は「最低最悪の旅」というタイトルだが、アジアに旅立ってそれなりに その国、村、部族の文化に対応して、たくましく頑張る日本人の話が中心である。

世界最低最悪の旅 ■幻冬舎文庫 ■蔵前仁一編 ■定価:495円+税

★★★おすすめBOOK★★★

「当たり障りのない話しばかりのガイドブックとは裏腹に、実は危険がいっぱいのアジアの旅。アジア各国で遭遇した、怪しげな 連中と危ない体験の数々。バックパッカーには欠かせない危ない話題満載で、本音のアジアを味わおう!」
最近クーロン中毒になりつつある私でありますが、いつものごとく危ない話しばかりで参ります。
アジアに刺激を求める人は読むべき?でしょう。

怪しいアジアの歩き方 ■ワニ文庫 KKベストセラーズ ■クーロン黒沢 ポッチン下条 ■定価:495円+税

★★★おすすめBOOK★★★

「カンボジアではバイクで大道芸まがいの命知らずなドライブを満喫し、中国では某毛生え薬の超怪奇な説明書を入手し、タイでは 異色のデパートで魔術のようなぼろい商売を目撃…」
もうクーロンシリーズは何を見ても危ない話ばかりで、悪く言えばどの本を見ても同じ事が書いてあるような感覚を覚える。
つまりテイストと扱う題材が毎回同じで飽きてしまう・・・と思うのだけれども、なんだか買ってしまう私・・・。
興味本位で一度手にしてはどうでしょうか。

怪しいアジアの暮らし方 ■ワニ文庫 kkベストセラーズ  ■クーロン黒沢 ■定価:495円+税

★★★おすすめBOOK★★★

おなじみクローン黒沢最新文庫!
「プノンペンにいる長期滞在日本人の多くは、稼いだ貯金を元手に一日でも長く居られるよう、努力している。 どくだみ荘の面々も何とか楽な仕事を見つけて自立できないかと、居間では日夜「割のいい設け話」の熱い議論が。」…
しょっぱなから汚下劣な言葉の嵐で始まる作風はさすがです。この作品の中では、ほとんど麻薬、売春づけでプノンペンの人々(日本人含)は 動いているような印象をうけますが、本当なんでしょうかねー。

プノンペンどくだみ荘物語 ■徳間文庫  ■クーロン黒沢 マンガ:浜野乃理子 ■定価:552円+税

★★★おすすめBOOK★★★

椎名誠冒険小説第一位を獲得した漂流実話。
大波で座礁した船が無人島にたどり着いた。明治31年、帆船・龍睡丸は太平洋上で座礁し、脱出した16人を乗せたボートは、 さんご礁のちっちゃな島にたどり着いた。飲み水や火の確保、海亀牧場作り、海鳥やあざらしとの交流など、助け合い、日々努力する 日本男児たちは、再び祖国の土を踏むことができるのだろうか?名作「15少年漂流記」に勝る、冒険実話。

無人島に生きる16人 ■新潮文庫  ■須川邦彦 ■定価:400円

★★★おすすめBOOK★★★

おなじみクーロン黒沢シリーズ。 「ある日、カンボジア・プノンペンの安食堂で出会った、怪しい男。目つきの悪い中国人の取り巻きを引き連れ、歳はおそらく30代後半、 日焼けした日本人離れした顔。しかし、彼はれっきとした日本人だった。そんなかれが私だけにこっそり教えるスゴスぎるアジアの食事・・・」
世の中には知らないことがあるんですね。でもちょっとのぞきたい世界。

怪しいアジアの暗黒食生活 ■KKベストセラーズ ■クローン黒沢・明日香翔(共著)■定価:600円

★★★おすすめBOOK★★★

クローン黒沢著「怪しいアジアの怪しい人々怒涛のアジアに沈んだヤツら」という本を見てから、クローン黒沢の本をアジア本を見るたびに 気にしていましたが、やっとブックオフで購入。このクローン黒沢の怪しい文体(たぶんかなりのパソコンお宅)ははじめ読んだ時すごい抵抗が ありましたが、読み進めて行くうちなぜかはまっていってしまった。
この本は共著で題名の通りアジアの面白ニュースを集めています。「パンツ一丁変態集団」などあやしさいっぱいだが本当にあった話。

怪しいアジアの怪しいニュース ■KKベストセラーズ ■クーロン黒沢・梅本善郎・リン外川■定価:1400円

★★★おすすめBOOK★★★

-金髪デブ=ゲッツ板谷と、兵隊やくざ=鴨志田穣がタイで繰り広げる大騒動!麻薬更正寺での地獄体験、オカマのバレーボーラーとの甘い一夜、 インチキ丸出し心霊治療、片田舎のディスコでダンシングオールナイト、ホモの館での恐怖体験・・・。-
またまたゲッツ板谷が繰り広げるアジアチン道中を買ってしまった。文章も下手だし内容も偏っているのですが、なんとなく中毒になる本。 各章ごとに写真が散りばめてあるから、本当にあったんだな・・・と思うところがなんか興味をそそります。
ホモのバレーボーラーとは知る人ぞしるタイ映画「アタックナンバーハーフ」の主人公です。

タイ怪人紀行 ■角川文庫 ■ゲッツ板谷■文庫定価:600円

★★★おすすめBOOK★★★

-不良デブ=ゲッツ板谷と、兵隊やくざ=鴨志田穣。最凶コンビの今度の ターゲットは「絶対降参しない国」ベトナム。
詐欺し丸出しの自称日本人との対決、世界の珍獣「手乗り鹿」&日本犬を完食、セクシーアオザイの魅力にノックアウト・・・。そして最大の敵 ベトナム戦争という歴史と対峙し・・・・。-
とにかくゲッツ板谷という元不良の作家が繰り広げるマニアックなベトナム裏?旅行。もしベトナム旅行へ行かれるなら、すばらしいホテル、風景ばかりの雑誌、紀行文を見ている ばかりではなく、ちょっと不思議な紀行本もいかがでしょうか?

ベトナム怪人紀行 ■角川文庫 ■ゲッツ板谷■文庫定価:648円

★★★おすすめBOOK★★★

救命ボート、食料があってすら、遭難者は漂流3日以内に絶望し自殺するという。漂流にとってもっとも遭遇する死への恐怖とは、何もない絶望、寂しさで死んでしまうらしい。
飢えや、喉の乾きなどではなく、寂しさにより死んでしまうとても信じられない事実である。
この本はダイビングで魚の猟をしているある人が、海流に流され新島から、太平洋の真っ只中、首一つ出して銚子沖までの230キロ流され、その間に鯨や、小さなカニに勇気づけられなんとか 生き延びてしまう。ダイビングのやる方はぜひ読んでほしい本です。

ダイバー漂流極限の230キロ ■新潮OH!文庫 ■小出康太郎■文庫定価:486円

★★★おすすめBOOK★★★

バリ島には「神の山」があるという。そこに登ればすべての悪事がゴハサンになるらしい。このことを聞きつけたあやしい探検隊おとっつぁん達は 「神の山登山隊」を結成、神秘と微笑みの島、バリに向かったのであった…・。
ポランポラン(のんびり)をテーマに進んでいく行き当たりばったりの旅。神の山アグンの森厳さにうたれ、 ケチャの迫力に洗脳され、女性の美しさを喜び…。
あやしい探検隊も今回で9作品目。当初の作品のようなハチャメチャさはないもののバリ島の美しさや、魅力を存分に味わえる作品です。
特にバリ島の人々の神への信仰心について知るには良いと思います。沢野ひとしの心温まるへたうま絵画も必見! バリ島へ行く前に読むことをお薦めします。

あやしい探検隊バリ島横恋慕 ■角川文庫 ■椎名誠■文庫定価:本体457円(税別)

★★★おすすめBOOK★★★

1980年代〜1990年代初頭にかけてのアジア貧乏旅行を書いた本。著者のさまざまな経験、失敗などから アジアを楽しむ術を教えてくれる。
飛行機のヒッチハイクの仕方や、とっておき闇両替の方法など怪しい情報がたくさん。

アジア赤貧旅行だからアジアは面白い ■徳間文庫 ■下川祐治■文庫定価:520円

★★★おすすめBOOK★★★

フィリピンのはまる日本の男たちを著者がインタビューし作品にしました。
フィリピンの持つ、でたらめともいえる呑気さに身をゆだねてしまった人々。
彼らにとってはギャンブルにハマッて一文無しになろうと、犯罪者になってしまい死刑を宣告されようと、フィリピンは楽園なのです。
あなたも気をつけてください。

マニラ行き片道切符天国という名の地獄 ■徳間文庫 ■浜なつ子■文庫定価:本体495円(税別)

★★★おすすめBOOK★★★

上海の不良分子、マニラのいかさまカード野郎、バラナシの誘惑者、バンコクの日本旅行者難民・・・、 著者が1年3ヶ月に及ぶ旅で体験した亜細亜。
文庫の中身は1章ごとに話が完結しているのでわかりやすく、面白い。 フォトストーリーでは物語の実在の人物が写真入で登場。

アジア亜細亜夢のあとさき■講談社文庫 ■日比野宏■文庫定価:680円

★★★おすすめBOOK★★★

アジアのホテルはいろんなアクシデントを生んでくれます。
著者がヒマラヤ山中の宿に泊まった時の事。誰しもヒマラヤ山中ではさぞ静かな夜を迎えられるだろうと思うでしょうが、 著者にとっては、うるさくて眠れないというのだ。
犯人は、馬とロバと虫。馬、ロバはいびき、寝言(本当!)が村中を響き渡り、 虫は暴力的に「ジージージー」と一番中やられてしまう。
そして虫の音もなくなる早朝になれば今度は鳥たちが騒ぎ出すという。 ヒマラヤの生物の力にはまいってしまったそうな。
イラスト付でおすすめ本です。

ホテルアジアの眠れない夜 ■講談社文庫 ■蔵前仁一■文庫定価:540円

★★★おすすめBOOK★★★

この本はなんといえばよいか・・・とにかく力づよく、癖のある著者が書いた信じられないけども本当?!のアジアのばかげた話。

作品の書き方がマニアックな文章なので、これは読む人を選びそうな作品なので興味あればお勧めします。
ちなみに私はちょっとはまってしまった。

怪しいアジアの怪しい人々怒涛のアジアに沈んだヤツら ■ワニ文庫 ■クーロン黒沢■文庫定価:

★★★おすすめBOOK★★★

アジアの食について、現地へ赴き食べてくる。
著者は南紀枯木灘海洋生物研究所 所長で、現地の文化とあわせて写真付で紹介します。
所変わればいろんなモノを食べているのです。

おいしいアジア怪しい食の旅 ■ワニ文庫 ■森拓也■文庫定価: